
伊藤 将人(いとう まさと)の紹介

1996年長野県生まれ。日本学術振興会特別研究員(DC2)を経て、2024年4月から国際大学グローバル・コミュニケーション・センター研究員・講師。
2019年長野大学環境ツーリズム学部卒業。2024年一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。戦後日本における地方移住政策史の研究で博士号を取得(社会学、一橋大学)。
立命館大学衣笠総合研究機構客員研究員、武蔵野大学アントレプレナーシップ研究所客員研究員、NTT東日本地域循環型ミライ研究所客員研究員。
地方移住や関係人口、観光など地域を超える人の移動に関する研究や、持続可能なまちづくりのための研究・実践に長年携わる。長野県で携わった2つのプロジェクトが長野県 地域発 元気づくり大賞を受賞。
著書に『移動と階級』(講談社、2025)『数字とファクトから読み解く 地方移住プロモーション』(学芸出版社、2024)がある。
研究・問題関心
社会学・政策学を専門としている研究者です。
研究のテーマは、①「持続可能な地域社会」の実現に向けた方策と、②「モビリティ(移動性)」に関連する社会事象や制度政策です。
具体的には、「地方移住(田舎暮らし・UIJターン・田園回帰)」と、移住定住促進政策の研究、観光インバウンドなど、地域と人の移動の研究を専門としています。
グローバリゼーションやデジタル化、技術革新により、ヒト・モノ・情報などのモビリティが高まる現代においては、地域やそこで暮らす人びとを固定的に捉えず、常に変化する流動的な存在として把握する必要があります。
しかし、従来の制度政策や事業は、必ずしも適切にこれらの変化に対応できていません。
こうした新しい時代の地域とモビリティの背後にある、社会的、政治的、経済的な構造と力学を明らかにすることで、社会や政策、地域現場の役に立つことを目指しています。
主に、マルチステークホルダーを前提とした議論検討の設計と実施に加え、インタビュー調査やフィールドワークに基づく調査分析、地域関連事業の企画運営やコーディネート・ファシリテーションを得意としています。
移住定住促進、観光交流促進、関係人口促進、その他のモビリティ関連政策や事業、持続可能なまちづくり・地域活性化などに関心がある方、ご協力できることがある皆さまは、まずはお気軽にご連絡ください。
リンク
- X(旧Twitter)
- Researchmap
- 国際大学グローバル・コミュニケーション・センター 伊藤将人 紹介ページ
- 国際大学(International University of Japan) 伊藤将人 紹介ページ
受賞歴

- 学術賞 奨励賞(日本地域政策学会、2024年5月)
- 修了式 博士後期課程総代(一橋大学、2024年3月)
- 2022年度秋季大会 優秀発表賞(農村計画学会、2022年12月)
- 第37回研究大会 奨励賞(国際公共経済学会、2022年12月)
- 第43回全国大会 優秀研究発表賞(日本計画行政学会、2020年11月)
- 日本学生支援機構優秀学生顕彰 社会貢献部門 優秀賞(日本学生支援機構、2018)
- アイデア部門グランプリ(信州ベンチャーコンテスト、2018)